出会いから今
「犬夜叉は私の人生を変えた。」
と言っても過言ではない程、私は犬夜叉の世界にどっぷりとハマりました。
全部話すとかなり長くなるので年表形式っぽくいきましょう。(結局長いですが...)

小学校6年生(7月頃)
思えば、犬夜叉を初めて知ったのはたぶんこれだったと思います。サンデーのCM劇場、サンデーのサイトで見られるので是非どうぞ。コナンを見ていると毎週必ず流れたこのCM。犬夜叉の第一印象は「耳・・・デカっ!!」でした。あとは「つまんなそうな漫画だな・・・」とかそんな事を思い・・・そういえば鋼牙はただの村人とかだと思って・・・あ、どうかお気をしずめて!!(汗
毎週流れるもんだから、台詞やシーンを兄弟そろって全部覚えて、「俺に指図するんじぇねえ!」とかTVの声に合わせて言って楽しんでいました。その時の私は、毎週そんなことをしていました。まさかそれが自分の人生を大きく変えるものだとも知らずに...

小学校6年生(10月頃)
そして運命の日、2000年10月16日。日本テレビ系列でアニメ犬夜叉がスタート。
前の番組「金田一少年の事件簿」が終わってしまって少々ショックな私(と言いながらも最終回は見ていない)。来週から犬夜叉が始まるよーと予告が流れても、「あー・・・つまんなそう、絶対見ない!絶対見ない!」と何故か断言してました。
しかし運命とはよく分からないものです。食器洗いをする私の横で兄弟が犬夜叉を見ていたのです。食器洗いを終え、コナンでも見るかと思ったらまだ犬夜叉がやってる。「仕方ねえ、第1話だし見てやるか。」と思って見始めた小学生の私。

15分経過......

たんたた〜らららら〜♪(エンディング「My will」が流れ始める)

「うおぉぉっ・・・おもれえぇっ!!!」

気づいたら私、めっちゃTVに近い所まで移動して食い入るように見てました。あんなにバカにしていたのが嘘だったかのように、小学生の私は胸がどきどきわくわくしたのを憶えています。今思えば、その時兄弟が犬夜叉を見ていなかったらどうなっていたんだろう・・・?「来週からも見ようっとvvV」とるんるん気分でその日は布団の中へ....

翌日
女の子がよくやる、名前とか好きな事とか友達に書いてもらう紙ありますよね。書いてもらったら1つのファイルにとじておくみたいなやつ。あれを書いてと言われ学校で即記入。「好きなマンガは?」の問いに早速「犬夜叉」と昨日初めて見たアニメの名前を、昨日覚えた漢字で記入。そこで横から見てきた友達が一言。
友「それってねー、手とか首とかぶっ飛んじゃうんだよ!
私「・・・・・・ぇ?」
その頃の私は少年漫画は全然読まない人で、もっぱら少女漫画ばかりを読んでました。少年漫画と言ったら小さい時に「ドラゴンボール」を読んでたぐらいで、グロいものにはまだほとんど免疫がありませんでした。(ドラゴンボールも充分それなりのシーンはあると思うけど・・・)
それを聞いて一気に冷めた気分になる私。(人に流されやすいタイプ)

更にいつだったか忘れたけど、新聞の夕刊で犬夜叉の特集の記事が載っていて、そこで初めて犬夜叉にラブストーリーが入っている事を知って何故か冷めた気分に。今まで少女漫画しか読んでいなかった私には、あんな状況(妖怪とか戦国とか)でどうしたらラブストーリーになるんだよ、という世界観の狭いツッコミがありました。

小学校6年生(11月頃)
なんだかんだ言って、何回かアニメを見ていくうちにどんどんハマっていきました。
オープニングを見て、珊瑚と桔梗を間違え「桔梗は犬夜叉の仲間になるのか!」と勝手に勘違いをしていたのも今ではよき思ひ出よ。まあそんな展開も見てみたい・・・いや、見たくない。
その頃、同じクラスの仲の良い友達のお父さんが犬夜叉の漫画を買ってきたそうで、その友達がハマったと言って私に漫画を貸してくれました。仲間が出来たー!けれど、原作を見た時に私はかなりショックを受けた事を覚えています。なんでかって、留美子先生の漫画がすごく新しいものに見えたからです。
今まで少女漫画しか読んでいなかった私。物心ついてから初めて見る少年漫画。
血が・・・首が・・・っていうか絵、ウマー!!私の目はきらきらと輝いてました。(たぶん)
その後もその友達から漫画をかり続けてました。え?何でコミック買わなかったかって?私はそれまでコミックというものを買った事が無かったからです。まあ友達が貸してくれるから良いかー、アニメもあるし、金も無いし。と思って買いませんでした。
たぶん21巻が発売した頃。ようやく犬夜叉コミックスの1巻を購入、棚に漫画が並んで行く嬉しさvVあっという間に全巻揃えて、発売日を今か今かと楽しみにする日々をおくっていました。
その頃、最初に「犬夜叉って手とか首とかぶっ飛ぶ」という事を教えてくれた友達も一緒に犬夜叉にハマってくれました、ふぅ・・・犬夜叉人口クラスで3人ゲットぉ!休み時間や図工の時間、月曜日には必ず犬夜叉の話をする日々。周りからの冷たい視線を感じつつ(笑)毎日を明るく楽しく過ごしていました。

中学校1年生(前期)
めでたく近くの中学校に入学。(公立なので誰でも入れますが)
「犬夜叉って手とか首とかぶっ飛ぶ」と教えてくれた友達と一緒のクラスになりました。週刊少年サンデーを知り合いの人がくれるというその友達、よく情報交換してました。私はインターネットで犬夜叉情報を調べてその子に提供。その子は今週のサンデーで何が起こったかを細かく説明。それと合わせて、お互いに犬夜叉に関してのマニアッククイズを何問も作成。書いた紙を何故捨ててしまったのか、今でも悔やまれるぐらいある意味ものすごいクイズでした。例を出しますと・・・
Q.第1巻P107 3コマ目、屍舞烏の歯の数は!?
とか、もう本当どーでも良すぎるクイズでした。一生懸命数えました。もちろん誰も答えられる人はいませんでした、なんかもう自己満足の世界ですね・・・。

「犬夜叉犬夜叉って・・・どこが面白いのさ。」
「犬夜叉って主題歌だけでいいよなー。」
等暴言を吐かれても気にせず、周りに呆れられようが私の気持ちは変わりませんでした。こんなに何か1つのことに打ち込むのは初めてでした。この頃だったか、初めてネット上で犬夜叉ファンサイトさんの掲示板に書き込みました。その時お世話になったサイトさんは犬行燈さん、本当にお世話になりました・・・。ネットマナーも勉強しなかった私、今思えばかなり失礼な態度をとっていたかもしれません;でも、色んな人と犬夜叉について語り合う楽しさを知りました。
この頃の私はもう「犬夜叉中毒」でした。今もそうだけど・・・

中学校1年生(後期)
2001年9月11日、NYで同時多発テロが発生。
この頃の私は今にも世界戦争が始まるのではないかとかなり心配していました。そしたら・・・そしたら犬夜叉の映画が見られないじゃんか!!と。しかし、私の心配は現実にはならず、犬夜叉の映画は無事公開されました。
コミックを貸してくれていた友達と、手や首吹っ飛ぶと教えてくれた友達2人と一緒に前売り券を手に近くの映画館へ!学校が早く終わる日だったので、同じ学校の人何人かに映画館で会いました。そちらさんのお目当ては、もちろん「ハリー・ポッターと賢者の石」・・・友達と犬夜叉の前売りを隠しながら長蛇の列に並んだのを覚えています;

中学校2年生(前期)
一緒に映画に行った2人と同じクラスに。
しかし、この頃からこの友達とほとんど犬夜叉の話をしなくなりました。「もしかして・・・あんなに好きだって言い合ってたのに冷めちゃったのかな・・・」と不安を抱く私でしたが、何か1人で盛り上がってるのも悲しいので犬夜叉には触れない日々をおくりました。
唯一犬夜叉好きだ!と言えたのは、英語の時間のALTの先生との面接テストだけだったなぁ...。私が「漫画が好き!」って言ったので、先生が「どんな漫画が好きなの?」って聞いて(全部英語です)きて、私は力強く「I love Inuyasha!!!」と答えたのを今でも覚えています。たぶんALTの先生は犬夜叉分かってなかっただろうけど・・・けれど、犬夜叉パワーのお陰(?)でテストは全部A評価でした。

6月ぐらい・・・だったようなそうじゃなかったような・・・。犬夜叉関連のサイトを色々と巡っているうちに、私もサイトを作ってこの気持ちをぶつけたい!!と思い始めました。そして色々と自分なりに勉強してホームページを開設。もちろん内容は犬夜叉。その時のサイト名も「犬道楽」でした。今思えばなんとも言えないデザイン、文章、素材の使い方だったか・・・思い出しただけでもゾッとしますよ・・・;画像なんて表示されてなかっただろうなぁ・・・本当にまだまだ勉強不足でした。
そしてあっけなく閉鎖。「犬道楽」というサイト名は後々使いまわす事になりましたけど。

中学校2年生(後期)
犬夜叉を語れる場所が無くなり、居場所を求めていた私。ある日猫夜叉.comというサイトさんに検索をして行き着きました。交流がとても盛んで、とても面白そうだったので掲示板に参加してみる事に。それからの約1年間、毎日通いつづけ沢山のネット友達が出来ました。まだADSL時代では無かったので、ネット接続時間短縮のために1度掲示板を開いてオフラインにして、各記事の返事の文章をメモ帳に書いて、オンラインにして急いでコピーして返事をしていく、という事をしていました。
受験勉強を機会に一時行く事が出来なくなり、かなりご無沙汰してます。思い入れのある大好きなサイトさんです、どうも有難うございました。

ぶっちゃけますと、この頃から犬夜叉に対する気持ちが冷めてきてしまいました。なぜなら犬夜叉を知った後、少年漫画にハマりだし他の漫画へと気持ちが移ってしまったからです。
毎週のアニメも、原作も、なんとな〜く見て過ぎていきました。確かその頃、アニメではオリジナルが続いていたのでちょっと飽きてたのです。その頃流れた犬夜叉アニメ打ち切り説もそんなに気にしていませんでした。原作では確か七人隊が出てきた辺りだったかな?七人隊にもそんなにときめきを覚えませんでした。
そんな調子でどんどん他の漫画に心が移っていきました。犬夜叉が嫌いになったわけではないのですが。
しかし、飽きやすい私はしばらくしてから他の漫画にも飽きてきました。そんな時、久し振りに犬夜叉のコミックを1巻から読み直してみたのです。ふつふつとこみ上げてくるこの感じは何だろう・・・こっ・・・これぞ我が故郷!
その頃映画第2弾の公開もあったりと犬夜叉熱が再び戻ってきました。冷めた後に再加熱され、以前にも増して犬夜叉に対する気持ちが高くなったような気がしました。

その後、前の反省を元に勉強しなおして、新たに犬夜叉サイトを開設。
それが今のサイトです、厳密に言うとその時作ったサイトからここは独立したんですけどね。運営は大変ですけど、楽しい事や嬉しい事も沢山あって開設して良かったと思ってます。 しかし、サイトを持っているという事はオフラインでは絶対の秘密でした。オフの友達がもし私の暴走サイトを見てなんと思うか・・・。今でもそうですが、私は犬夜叉好きという事をあまり人に話していません。一緒にハマってくれれば良いんですけど、けなされると再起不能になりそうなので・・・

中学校3年生
かごめちゃんと同じ学年になり、受験の二文字を忘れ、楽しく毎日を過ごしました。
この頃、アニメでは七人隊編の真っ最中で私の生活にも更に輝きが増しました。蛇骨が初登場する時、蛮骨が初登場する時、1日中心臓がばくばく言い、アニメを見ている最中も今にも倒れそうなぐらい心臓がばっくんばっくん言っていました。七人隊は最初原作で見た時には「へー・・・。」ってぐらいしか思わなかったけど、読み返してみるとかなり面白い、蛮骨が出てきた辺りで一気に虜に。
七人隊編が終わっても、その後ぐっと私の心ををつかんで放さない展開が大好きでした。

今現在
相変わらずLOVE犬夜叉で毎日を生活しています。
しかし時が流れるのは早いもので、いつの間にかアニメも終了し、サンデーCM劇場とシンクロしていた私も、いつの間にかかごめちゃんや犬夜叉よりも年上になってしまいました。

犬夜叉は私の人生を変えた。
まさにそうだと思います、犬夜叉に出会わなければ今の私はいなかったと思います。アニメとか漫画とか声優とかそんな世界に興味を持ち始めたり、犬夜叉を通じて沢山のかけがえの無い友達が出来たり、毎日にとても充実した日々をおくる事が出来ました。
だから私は心の底から有難うを言いたいです、心からの「ありがとう」を。

ありがとう、犬夜叉――――

かなり長くなりました。でもまだ語り足りませんね(ぇ
私はこれからも犬夜叉を決して忘れる事なく、孫子の代まで伝えていきたいです。

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