「たったひとつの怖いもの」   さつきサマ
夏真っ盛り。
犬夜叉たち一行は、先日の戦いで珊瑚をかばい、頭に傷を負った弥勒の治療のために、
楓の村に向かっている。
珊瑚 「法師様・・・ホントにゴメンね・・・」
弥勒 「もういいと言っているではないか。気にするんじゃない。」
珊瑚 「うん・・・アリガト・・・」
弥勒の怪我は、後頭部にかすり傷程度なのだが、頭というわけで、
楓にちゃんとした治療をしてもらうことにしたのだった。
犬夜叉「ったく。いくら珊瑚を守るためったって、頭やられてどーすんだよ。おまえが死ぬとこだったんだぞ!」
弥勒 「はぁ・・・すみません。あのときは必死だったので・・・」
珊瑚 「///・・・」
かごめ(ふふっ珊瑚ちゃんかわいぃ〜紅くなってるっ)
今は山の中腹辺り。
けれど、もう日が暮れかけている。
かごめ「ねぇ犬夜叉。今夜はやっぱり野宿?」
犬夜叉「あたりめぇだ。」
珊・か「はぁぁ〜」
かごめ「オフロ入りたぁい・・・」
珊瑚 「ここしばらく野宿ばっかりだもんねー。あたしはいいけど、かごめちゃんつらいんじゃない?」
かごめ「う〜んまぁ・・でも珊瑚ちゃんだって、汗流したいでしょ?」
珊瑚 「うん。それに、たまには布団で寝たいかなぁなんて。贅沢かな?」
かごめ「そんなことないわよ。女の子だもん。」 
珊瑚 「あ、うん。」
かごめ「きゃ〜〜っ」
突然かごめが叫んだ。
犬夜叉「どうした!かごめぇ〜!」
かごめ「む、む、虫・・・」
かごめの視線の先には百足に似た虫が。
犬夜叉「なんだよ!タダの虫じゃねぇか。」
かごめ「た、ただのって何よ!あたし虫は苦手なんだからね!」
弥勒 「おなごはあまり、虫は好まないようで。」
かごめ「ねぇ珊瑚ちゃんっ」
珊瑚 「あたし、よっぽど近づかない限り、虫は平気だよ。小さい頃、妖怪には虫も多いからって
     父上に慣らされたんだ。でも、わざわざ触ろうとは思わないね。」
かごめ「だよね、そうよねっ」
七宝 「じゃー、珊瑚には怖いものないのか?」
珊瑚 「うーん、そんなこともないよ。ある。」
弥勒 「なんです?珊瑚の怖いものとは。」
弥勒は興味深々だ。
珊瑚 「えっ・・・止めとく。言わない。特に法師様には。」
弥勒 「そんなぁ・・・」
犬夜叉「おいみんな!ボーっとしてねぇで行くぞ!」
弥勒 「何を言います。もうこんなに暗くなってしまいました。これ以上歩くのは無理でしょう。」
珊瑚 「そうだね。いつ妖怪が出るやも分からないし。」
犬夜叉「バッキャローー。妖怪が出たらぶった切ればいいじゃねぇか。行くぞ!」
弥勒 「おまえはおなごを危険な目に合わせる気ですか?」
珊瑚 「そうだよ。かごめちゃんだって、もう疲れてるし。」
弥勒 「珊瑚。おまえもおなごだろう・・・」
珊瑚 「え?あたしは別にいいよ。」
雲母 「みぃ。」
珊瑚 「ん?どうした雲母。」
七宝 「おっ雨じゃ!雨が降ってきたぞ!」
弥勒 「大変です。おなごに風邪を引かせるわけにはいきません。」
七宝 「弥勒はおなごのことしか頭にないのか・・・おぉ!あそこに洞窟があるぞ!」
かごめ「ホントだ。よく見つけたわね、七宝ちゃん。今夜はあそこで休みましょ。」
七宝 「犬夜叉も弥勒も頼りにならんからの!オラがしっかりせねば――――イテっ」
犬夜叉「誰が頼りになんないんだって?!」
かごめ「犬夜叉!おすわり!」
グシャっ
かごめ「いつも言ってるでしょ!七宝ちゃんはまだ子供なんだから!」
犬夜叉「う゛る゛ぜ〜」
七宝 「アホじゃ。」

そこで一行は、洞窟で休むことになった。
夕飯の支度をするころ、雨はますます本降りになった。
弥勒 「これは明日の朝まで止みそうにありませんなぁ。」
かごめ「雷落ちそうね。」
珊瑚 「!?」
かごめ「ん?どうしたの珊瑚ちゃん。」
珊瑚 「えっ何にもないよっ。ホラ、かごめちゃん、ご飯冷めちゃうよっ」
かごめ「あ、うん・・・」

そう。珊瑚の怖いものとは雷。
珊瑚 (ど、どうしよう・・・みんなにばれちゃうよ・・・)

弥勒 「みなさん、今日は早めに休みませんか?明日の朝早く出られるように。
    明日は今日の分の遅れを取り戻さなくては・・・」
七宝 「雨が止まなかったら、どうするんじゃ?」
弥勒 「たぶん、明日になったら止むでしょう。」
七宝 「弥勒が言うんならそうじゃろうな。」

そこで一行は、もう寝ることにした。
珊瑚 (どうしよ・・怖い・・・)
かごめと七宝は、もうすっかり夢の中だ。
弥勒も座っている。寝ているのだろうか。
犬夜叉も、うつらうつらしているように見える。
そのとき、
ピカッ ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ・・・・・
珊瑚 「きゃぁ!」
つい珊瑚は叫んでしまった。
とにかく目に映るものに抱きついた。
かごめ「なに?なに?」
七宝 「なんじゃ?」
弥勒 「珊瑚!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
犬夜叉「おい、珊瑚、離れろ!おい!」
珊瑚 「へ?」
珊瑚は犬夜叉に抱きついてたのであった。
かごめ「珊瑚ちゃん?」
弥勒 「おまえ、まさか雷が・・・」
七宝 「怖いのか?」
雲母 「みぃ・・・」

珊瑚 「怖く・・・ない・・・」
弥勒 (そんな潤んだ瞳で言われてもだなぁ・・・)
そのとき、しがみつかれていた犬夜叉でさえもこう思った。
<カワイイ>
犬夜叉「と、とにかく離れろ・・・」
珊瑚 「え?あ、ゴメン・・・」
ゴロゴロゴロ・・・
珊瑚 「きゃっ」
犬夜叉「おい・・・」
そしてまた元の体勢に。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
珊瑚 「・・・・・・・・・・・・・・あたし、ちっちゃいときに、母上を亡くしてるんだ・・・・・」
珊瑚は雷が怖いわけを話し始めた。
珊瑚 「母上は、琥珀を生んだすぐ後に、重い病気にかかって、ずっと寝たきりだったんだ・・・
    だから、母上の仕事は全部あたしがやってた・・・掃除、洗濯、琥珀の面倒・・・」
かごめ「だから珊瑚ちゃん、なんでもできるんだ。」
珊瑚 「・・・でね・・・母上が死んだ日も、あたし、近くの丘で、琥珀と遊んでやってたんだ。
    そしたら、イキナリ大雨が降ってきたから、急いで帰った・・・
    家の前に来たとき、うちに、雷が落ちたんだ。
    それで、あたしの家は全部燃えちゃって・・・
    家の中には、動けない母上がいたんだけど、骨も残らなくてね。
    あたし、家が燃えてる中、助けに行こうと思ったんだ。
    けど、父上に止められて・・・」
弥勒 「珊瑚・・・」
珊瑚 「なんにも・・・できなかった・・・」
珊瑚の声は震えていた。
犬夜叉「それで、怖いのか・・・」
珊瑚は小さくうなずいた。
かごめ「あたしだって、そんなことがあったら、雷怖くなるわ・・・」
しばし沈黙が流れる。
弥勒 「けれど、今まではどうしてたんです?」
弥勒がイキナリ口を開けた。
珊瑚 「え?」
弥勒 「ですから、怖かったときは。」
珊瑚 「!///えっと、その〜」
弥勒 「珊瑚?」
珊瑚 「あ、あのね・・・あたし、許婚がいたんだ。それで、すぐにその人のところに・・・」
弥勒の肩がピクッと動く。
弥勒 「抱きつきにいったんですか。」
冷ややかな声だ。
珊瑚 「///・・・」
弥勒 「そうなんですね。」
かごめ(み、弥勒様、怒ってる・・・)
弥勒 「おまえは、好きな人のところに抱きつきにいくんですね。」
珊瑚 「なっ」
弥勒 「だってそうでしょう。あの時珊瑚に一番近かったのは、私です。
     それなのにおまえは、犬夜叉のところに行ったんですし。」
珊瑚 「そ、それは・・・(紅い衣が目立って、それしか見えなかったからなんて言えないよね・・・)」
ゴロゴロゴロ・・・
珊瑚 「ひゃっ」
またまたあの体勢に。
弥勒 「おまえ、そんなに犬夜叉が好きなんですか。ここまで言われといて、まだ・・・」
珊瑚 「・・・法師様の、バカ!!」
珊瑚は手近にあった水を入れる竹筒を弥勒に思いっきり投げつけた。
弥勒 「おっと・・・ぅわ!」
軽くかわした弥勒だったが、下においていた錫杖に足をとられ、そのまま頭から倒れてしまった。
弥勒 「@@@@」
かごめ「きゃー!弥勒様、頭の傷が!どどど、どうしよう・・・ってぁれ?珊瑚ちゃんは?」
七宝 「走って出て行ってしまったぞ。」
かごめ「え?弥勒様のバカ!あんなに言ったら、怒るに決まってるじゃないの!
    って今は気絶してるんだよね・・・そうだ!犬夜叉、珊瑚ちゃん追いかけて!」
犬夜叉「な、なんでだよ!」
かごめ「だって弥勒様こんな状態だし・・・」
犬夜叉「俺が行ったら、おまえと弥勒、二人だけに・・・」
七宝 「オラは勘定にはいっとらんのか!」
かごめ「・・・あたし、犬夜叉に信じてもらってないのね・・・」
犬夜叉「ななな、なんでそうなるんだよ!」
かごめ「あたしだって、なにかされたときは反撃ぐらいできるわよ・・・それなのに・・・」
犬夜叉「あ゛〜っわぁったよっいきゃぁいぃんだろ!いきゃぁ!」
犬夜叉は走っていってしまった。
かごめ「よし!OK!」
七宝 (芝居じゃッたのか・・・かごめは怖いのぉ。)

犬夜叉「ったく!かごめのヤツ・・・雨で珊瑚の匂いが分かりにくい・・・
     早く見つけねぇと見つけられなくなる!」

珊瑚 (法師様の大バカ!助平!女ッたらし!あんなに言わなくてもいいじゃないのさ!)
珊瑚は一心不乱に走っていた。
雨でぬかるんだ地面を全速力ではしっていた。
もちろん足元なんか見ているはずもなく、ぬかるみに足をとられ、倒れる・・・
珊瑚 (あっ)
地面に近づく・・・あれ・・・体が浮いていく・・・
犬夜叉「ったく、ぁぶねぇなっ」
珊瑚 「い、犬夜叉?」
犬夜叉「足元見ろよバカ!」
珊瑚 「ゴメン・・・追いかけて来てくれたの?・・・あの・・・法師様は?」
犬夜叉(やっぱり気になるんじゃねーか。)
    「頭打って傷が開いたみてぇだぞ。」
珊瑚 「!?ど、どうしよ・・・戻らなきゃっ」
犬夜叉「バカヤロウ。戻れるわけねーだろ。おまえ、どこ目指して走ってたんだ?」
珊瑚 「え?別に・・・」
犬夜叉「じゃー今ここはどこだ?」
珊瑚 「わ、わかんない・・・」
犬夜叉「はぁ・・・俺はこの雨で消えそうなおまえの匂いをギリギリ追ってきたんだぞ。
     もぅかごめたちの匂いなんて消えちまってわかんねぇよ。」
珊瑚 「ご、ゴメン・・・」
犬夜叉「とりあえず、あっちの穴に入るぞ!ホラ、これ着ろ!!」
犬夜叉は紅い衣を珊瑚に被せた。
珊瑚 「いいよ、いらない・・・」
珊瑚は衣を返そうとする。
犬夜叉「いいから着ろ!風邪引くだろ!」
返そうとする珊瑚に、強引に衣を被せる。
そして二人は洞窟に入っていった。

犬夜叉が火をおこし、洞窟の中は明るくなった。
珊瑚 「はぁ〜・・・」
犬夜叉「はぁじゃねぇよ・・・はぁ・・・」
珊瑚 「ゴメンね・・・またみんなに迷惑―――」
犬夜叉「かかってねーよ。」
珊瑚 「えぇ?」
犬夜叉「だから、さっきのは誰が見たって弥勒が悪い!」
珊瑚 「・・・・・・・・・・・・・」
犬夜叉「だれだって怖いモンのひとつやふたつ、あるもんだろ?!」
珊瑚 「そう・・・かな・・・?でもあたし、妖怪退治屋だし、あっちゃダメなんだよね・・・」
犬夜叉「あったほうが・・・いい///ひとつぐらい、怖いモンがあるほうが・・・可愛いんじゃねーか?///」
珊瑚 「なっ何言ってんのよ・・・//////」
二人とも赤くなってしまった。
珊瑚 「ね、ねぇ、あんたにも、怖いもの、あるわけ?」
犬夜叉「俺か?・・・ある・・・かもな・・・」
珊瑚 「なに?教えてよ。」
犬夜叉「・・・・・ぉんな・・・・」
珊瑚 「へ?」
犬夜叉「だから、女だよ!女!///」
珊瑚 「な、なんでよ・・・」
犬夜叉「怒ったら怖いだろ??特にかごめ・・・」
珊瑚 「っぷ・・・」
犬夜叉「わ、笑うな!!」
珊瑚 「だって・・・・・・じゃ、あたしだって怖い??」
犬夜叉「・・・・・・おまえはあんまり。なんかよー、おまえに怒られても、怖くねーよーな気がする。」
珊瑚 「なんで。」
犬夜叉「知るかんなもん。」
珊瑚 「なによそれ。」

しばらく二人とも黙っていた。
クシュッ・・・
犬夜叉「なんだ?おめぇ寒いんじゃねぇのか?」
そういえば、雨にぬれたままだったな、と犬夜叉は呟いた。
珊瑚 「大丈夫だよ・・・ックシュっ」
犬夜叉「おまえ、隠すの下手だな。」
珊瑚 「ぅるさい。」
ゴロゴロゴロゴロゴロ!
珊瑚 「きゃっ!」
突然の雷に、珊瑚は下を向いてしまった。
ひざに顔を埋め、泣いているように見える。
犬夜叉(ホントに隠せないヤツだな・・・)
ゴロゴロゴロゴロ・・・
珊瑚 「や・・・・・」
犬夜叉「ったく。」
イキナリ犬夜叉は、珊瑚の腕を引き寄せた。
珊瑚 「あ・・・」
そしてそのまま犬夜叉の腕の中へ。
珊瑚 「な、なにすんのよ・・・」
犬夜叉「おまえが震えてるのを、黙ってみてられるかよ。落ち着くまでこうしてろ。」
珊瑚 「・・・・・・・・ぅん・・・・」

犬夜叉(こいつ、つめてぇじゃねーか・・・)
珊瑚 (犬夜叉、温かい・・・)
犬夜叉は、その冷たさに耐えかねて、無理矢理返された衣で、珊瑚を包んでやった。
珊瑚 「え・・・・・・・」
珊瑚は、自分でも分かるくらい、心臓のドキドキが静まっていくのを感じた。
珊瑚 「なんか犬夜叉、今日優しい・・・」
犬夜叉「ばーろー。俺はいつだって優しいだろうが・・・っておい。」
珊瑚は自分でも気づかぬ間に、犬夜叉に身を委ねていた。
衣をつかみ、完璧に体と体がくっついている。
犬夜叉「///おまえもなんか、素直だな・・・」
珊瑚 「怖いもん・・・・お願い、朝までこうしていて・・・」
犬夜叉「弥勒に見られたら俺が殺される。」
珊瑚 「かごめちゃんに見られても殺されるんじゃない?」
犬夜叉「そうかもな・・・・けど、今夜だけだぞ。」
珊瑚 「アリガト・・・」

そして二人は、抱き合ったまま朝を迎えた。

弥勒 「てて・・・」
かごめ「大丈夫?弥勒様。まだ傷が痛むのね・・・」
七宝 「当然の罰じゃ。また珊瑚を怒らしおって。」
弥勒 「ハハハハハ・・・(ったくうるせーっての。)」
弥勒たちは、早朝から、犬夜叉と珊瑚を探しに穴を出ていた。
頼りになるのは雲母の鼻だけだが、どうにかなるだろう。
雲母 「みぃ!」
弥勒 「おぉ!あそこに穴がありますね。」
かごめ「きっとあそこよ。」
七宝 「まだ寝とるじゃろか。」
雲母 「みぃぃ」
そして4人(2人と2匹)は犬夜叉たちのいる穴へ。

珊瑚 「ん・・・・・・・(犬夜叉、まだ寝てる・・・ホントにずっと抱いててくれたんだ・・・)」
犬夜叉「うっ・・・・珊瑚、起きてたのか・・・・」
珊瑚 「今起きたとこ。あの・・・アリガトね。昨日は全然怖くなかった・・・」
犬夜叉「そうか・・・」
珊瑚 「でも、もう少しこのままでいて。」
犬夜叉「な、なんで・・・」
珊瑚 「また雷が鳴ったらヤダから。」
犬夜叉「おまえなぁ・・・」
弥勒 「ごろごろごろ・・・」
珊瑚 「きゃぁ!!!」
犬夜叉「って弥勒ぅ!」
珊瑚 「え!?ほ、法師様、かごめちゃん・・・・」
弥勒 「おはようございます。」
弥勒の声はかなり冷たい。
かごめ「おはようふたりとも。」
怖い。
犬夜叉と珊瑚は反射的に離れていた。
弥勒 「昨夜はよく眠れましたか。」
珊瑚 「お、お、おかげさまで・・・(どどど、どぅしよ〜///)」
弥勒 「さぁあて、さっきの状況のこと、話してもらえますかな?」
犬夜叉「そ、そのまえに、おまえ、珊瑚に謝んなきゃなんねぇだろ!!」
弥勒 「おぉそうでした。昨日はすみません。私としたことが、あれしき、のことで焦ってしまって。」
「あれしき」に力がこもっていたのは言うまでもない。
珊瑚 「あ、え〜っと、もういいよ。あたしもやりすぎた。ゴメン・・・っとその〜頭の傷、大丈夫?」
弥勒 「はい。かごめ様が治療してくれました。」
珊瑚 「そ、そう・・・」
弥勒 「さて、今度こそ本題に入りましょう。」
犬・珊「え。(しつこい、こいつ・・・)」
犬夜叉「あ、あのだなぁ、昨日、珊瑚があんまりに怖がって、震えてたから、その・・・なんつぅか、
     見てられなくなって・・・」
弥勒 「て?」
犬夜叉「あの体勢に・・・」
かごめ「ふぅん・・・ということは、犬夜叉からなのね?」
犬夜叉「え゛」
珊瑚 「あ、あのね、犬夜叉のこと、攻めないでね!あの・・・その・・・あたしも怖かったから・・・」
最後のほうはほとんど聞こえなかったが、皆にはわかったらしい。
弥勒 「ほほぉ。それでは珊瑚があの体勢を持続させたわけですか。ほぉ・・・」
珊瑚 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
七宝 「オラたちは入れんのぉ、雲母。」
雲母 「みぃ?」
かごめ「犬夜叉、ちょっと来て。」
犬夜叉「え。」
弥勒 「私もご一緒してよろしいですかな?」
かごめ「えぇモチロン。」
にこやかな笑顔のかごめは、なぜかとっても恐ろしく思えた。
珊瑚 「え、あ、どこいくの・・・」
かごめ「ちょっと外にね。」
珊瑚 「そ、そう・・・」
犬夜叉「珊瑚ぉ・・・・・」
珊瑚 (ゴメン、犬夜叉。頑張って!)
その思いは犬夜叉に伝わったらしい。
犬夜叉(ずるいぞおまえ・・・)

かごめ「さぁて・・・おすわりぃぃぃぃ!!!!
犬夜叉「ふぎゃぁぁぁぁ!」
弥勒 「では。」
ボカスカボカスカドカドカボコボコ・・・・・
犬夜叉「ぎゃ〜〜〜〜!」

七宝 「こ、怖いのぉ・・・」
雲母 「みぃぃぃ・・・・」
珊瑚 「あちゃ〜〜・・・・」

END
あとがき
このごろヒマなんで書きまくってます。
あの強い珊瑚ちゃんにも、怖いものあったんだ〜っていう小説です。
お楽しみ頂けましたでしょうかvvv
また犬夜叉×珊瑚ですねー。
やっぱりイイ★
しかも一気に書いちゃいました。長いですねー。
ま、気にしない気にしない!
では次の作品もヨロシクvvv

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