「昔好き?今好き?〜1〜」  神楽サマ
「・・・遅せえ!!!!」
犬夜叉が井戸の前でイライラとしていた。
かごめがテストで現代に帰ってから6日経っていた。犬夜叉の怒りも限度だ。
「遅いじゃねえか!!かごめのやろお!!5日で帰ってくるって言ってたじゃねえか!!」
「まあまあ犬夜叉。そうがみがみというな。かごめ様もかごめ様の用事があるのですよ」
しかし弥勒の言うことを犬夜叉が聞くはずもない。
「かごめのやつを迎えに行ってくる!!」
そう言って皆が声をかける間もなく井戸に飛び込んでいった。
「全く・・犬夜叉は我慢すると言うことを知らんのでしょうか?」
「仕方ないよ。犬夜叉はかごめちゃんがいないと落ち着かないんだろ」
すぐ横にいた珊瑚が言った。
「そうですね。2人の信頼は厚いですし・・では珊瑚!我々も信頼を深めましょう!」
そういいながら弥勒の手は珊瑚の尻に行っていた。

バシコン!ガコン!!バコ!!バキ!!

弥勒の頭にはタンコブが数個^^
「全く・・珊瑚は恥ずかしがり屋ですね・・」
弥勒はそうつぶやいたそうな^^

「ああ!?もうこんな時間!?早く帰らないと・・!!!」
かごめは今まで由香と絵美とで喫茶店に来てそこで話していた。(ほとんどがかごめの彼の話^^)
「何?もう帰るの?もっと話していこうよ」
由香がもっと話を聞きたそうに言った。
「ごめん!あいつ待たせてるの。あいつ短気だから・・・」
かごめが申し訳なさそうな表情で言った。
「じゃあ仕方ないね。でもその彼も気をつけなさいよ!また吉崎みたいな・・・」
「絵美!!!」
由香は絵美の口を封じた。
「あ・・かごめ・・・」
2人はかごめの様子を伺った。しかしかごめの表情からは何も感じなかった。
「いいの。気にしなくても大丈夫。じゃあいくね。またね!」
かごめは喫茶店を後にした。残された2人は気まずい雰囲気のままだった。

『ねえ・・?なんで?なんでそんなこと言うの・・・?』

『そのままだよ。俺はお前のこと好きじゃないし。好きで付き合っても無かった。』

『嘘でしょ・・?なんで・・そんな・・』

『だから言ってるだろ!?
 お前のことなんかこれっぽっちも大事じゃなかった!役にも立たなかったしな!』

『私・・あなたの役になてなかったの・・・?』

「私・・は・・・」
かごめはぼおっと日暮神社に向かって歩いていた。だから気がつかなかった。
すぐそこに猛 スピードの車が来てることに・・。

プップー!!!!

「!?!?!きゃあ!!」
かごめが気がついたときには車はすぐそこに迫っていた。

ーー・・もうダメ・・!!ーー

かごめは目を閉じた。その時にあの声が聞こえた。
「かごめ・・!??!?!」
その声はさっきまで思い出していた声でとても懐かしかった。
そしてそのまま誰ががかごめを包むように抱いたのをかごめは感じた。
その包みこんでくれた人が体をガクっと横の方に押した。すると車の進路から外れた。
「お前何やってるんだ!?危ないぞ!?」
かごめは怒鳴られて現実に戻った。そして自分を助けてくれた人の顔を見た。
その人とは初対面のはずもなかった。かごめの目から涙がぽろぽろと出てきた。
「・・・望・・・・・」
かごめはそのままその男の胸で泣き始めた。男は困った様子もなく自然と肩を抱いた。

「ったくよ〜・・!!」
犬夜叉は井戸から出てきた。まだ怒ってるようだった。
「おうかごめ!!!っていねえのか?」
犬夜叉がいつものように(?)かごめの部屋の窓から入ってもかごめのいる気配は無かった。
「なんだよ・・まだがっこうってやつか??」
犬夜叉はそのままかごめの家族のいる所に行った。
「あら?犬夜叉君いらっしゃい」
かごめのママがいつものようのおっとりした言い方で犬夜叉に言った。
「かごめは?」
「ねえちゃんならまだだよ?また寄り道してるんじゃないかな?」
すぐそこにいた草太が答えた。
「なんだと!?仕方ねえな!!」
犬夜叉はそういうと家を飛び出して行った。
「あら?今日は帽子かぶらなくていいのかしら?」
「姉ちゃんにしかれるよ・・」
2人が犬夜叉の行ったあとにつぶやいていた。
犬夜叉はかごめの匂いを頼りにぱっぱとビルを渡って行った。
「ん!?見つけたぜ!!」
犬夜叉はかごめ自信の匂いをはっきりと感じてそっちに向かった。
「かご・・・・!?!?!?!」
犬夜叉のみたのは犬夜叉の知らない男にかごめが抱きついてないている姿だった。
あとがき
ここで初の小説投稿です^^疲れた〜^^
こういう展開一度作ってみたかった^^
そしたらなんか長くなりそうで^^;長くなったらごめんなさい;;今のうちに謝ります!
今ほかのとこでも小説つくっててここの続きいつかけるかわかんないけど
なるべくがんばってかかきたいです^^
この終わりかた・・他のとこで作ってる小説と立場違うだけだ^^;(あっそ
まあ小説は犬かご中心な神楽ですがヨロシク^^

▲このページの上へ



「昔好き?今好き?〜2〜」  神楽サマ
「うう・・っ・・ひっく・・・望〜・・・」
「全く・・お前ってば相変わらずの泣き虫だな・・。あの時と変わってねえな」
かごめに望と呼ばれた男はかごめの頭を優しく撫でた。

バッッ!!!!

突然かごめと望の体が離れた。いや離された。
「?!?!!」
かごめはほかの誰かに抱かれる感覚を感じた。そして目の前は赤一色だった。
「誰だ?!?てめえは!!」
その声はまさしくあの男しかいなかった。
「い・・犬夜叉・・!?!?!?」
そう。かごめを今抱いているのは望ではなく犬夜叉だった。
「な!?か・・かごめ・・。こいつ・・なんなんだ・・!?」
望は驚きの声をあげてかごめを見た。
「てめえ!!かごめのこと気安く呼んでるんじゃねえよ!!!」
犬夜叉は手がバキっと鳴らせた。
「い・・犬夜叉やめて・・!!!」
かごめが怒鳴ったが犬夜叉の頭は血が上っていてかごめの声は聞こえていなかった。
犬夜叉はかごめを離して望に向かっていこうとした。
「犬夜叉・・・!!!!おすわりいいいいいぃぃぃ!!!!」

ずがあああああん!!!!

犬夜叉は見事に地面にめり込んだ。というよりコンクリートにもろに打ち付けた。(いったそお::
「かごめ!!何しやがる!!」
犬夜叉が痛いのを押さえながらかごめに向かって怒鳴った。
「かごめ・・??こいつは一体なんなんだよ!?」
望が犬夜叉を通り過ぎてかごめの傍にいった。
「こ・・この人は私のいとこなの!!この格好は趣味ならしいのよ!!!」
かごめは大声で一生懸命フォローしたが望は一応ふうんと言ったが
犬夜叉をちらりと怪しそうな奴と言う目で見た。
しかし望はそんなことはきにせずにかごめを真っ直ぐと見た。その目には真剣さが漂っていた。
「かごめ。お前今までどうしてた・・・?」
「ん・・別に・・普通に・・・」
「じゃあ・・彼氏は・・新しくできたのか?」
犬夜叉は『彼氏』の言葉に反応してはあ!?と言った。しかし望はそんな犬夜叉を無視した。
「それは・・いないけど・・・」

ガクッ!!

犬夜叉は『いない』の言葉にも反応した。少しばかりは『犬夜叉』と言ってくれると期待していた。
しかしかごめの返事を聞いた途端望の顔がパッと明るくなった。
そしてかごめの手をぐうっと握り締めた。
「そおか!じゃあ俺とまたやり直さないか!?」
「え・・」
「なあ!?!??」
かごめはしばらく驚いた表情で望を見ていた。
犬夜叉といえばこの話の状況が分かっていないが『やり直そう』という事は少しは状況が分かる。
「望・・私・・・・」
「かごめ・・!!俺はあの時・・まだまだダメなやつだった・・。
 でもお前が傍からいなくなった途端お前の大切さを知った!!
 俺にはかごめが必要なんだ・・!!!!!!」
望はかごめを思いっきり抱きしめた。犬夜叉が怒る声が聞こえる・・。
しかしかごめは抵抗することもなくただただそれを懐かしげに思うだけだった。
「・・・じゃあ・・あの事はなんだったの・・・?」
かごめが抱かれながら静かに言った。望がその言葉にピクリとした。

▲このページの上へ



「昔好き?今好き?〜3〜」  神楽サマ
「・・・じゃあ・・あの事はなんだったの・・・?」
かごめの声が・・小さいはずなのにこの場にすぅっと響いてくる。
声に哀しみが混じっている・・・。

「・・・・・あの事ってのは・・・・あの・・俺とお前が別れた時のことか・・・?」
望が先ほどよりも深刻そうな表情をした。
かごめがゆっくりと頷く。
(別れたってやっぱかごめ・・・・・・こいつと・・・・・・・)

考えたくない。それが犬夜叉の思うこと。しかし頭で考えてなくても心はいう事を聞かない。
心の中ではこの2人の関係がすごく気になっている。
それは鋼牙とは違う。この男とかごめは一度は愛し合っている。
しかしなんらかの原因で2人は別れた・・・・・。
いくら仲間内から鈍感と言われる犬夜叉でもこれぐらいのことは予想できる。
それが自分の恋した女なら尚更・・・・。

犬夜叉は2人の雰囲気に入れなかった。

「・・・・あの時・・・・お前と別れた時・・・・・
 俺にはお前を手放す気なんてさらざらなかった・・・・・」

望がかごめと視線を合わすのがいやのようで少し下の方を向いていた。
しかしかごめの方はしっかりとその明るい茶色の瞳で望を見ている。
「・・・本当・・・・・?」
「あぁ・・・。だが・・・・・お前と別れたのは・・・・・・・・親のせいだ・・・・・・・」
ぴくっとかごめの体が少し震えるのを犬夜叉は分かった。
普通の人間であったらわからないような震え。
しかし犬夜叉にはそれがよくわかる。
「確か・・・・望の親ってこの辺りじゃ有名な会社の社長よね・・・・・・・」
「そうだ・・。それで・・お前との交際を親父に言おうとした・・。だがあいつはそれを許さなかった」
望が悔しそうに唇を噛んだ。
「ちょっと待って・・?望・・・確か親は了解してくれたって・・・・・」
かごめの表情に不安が出てきた。今にも泣きそうな悲しい瞳。
「俺は・・・・・・・・その事でお前を手放すように言われた・・・。
俺には生まれたときから決まっている許嫁がいるのだと・・」
かごめはハッとした。
望は大金持ちの社長の息子である。
それくらいのことはあるであろう。
「だからかごめに・・・・もう会うなって言われた・・・。いや・・・『命令』されたんだ・・・!!!!
だが俺は・・お前と別れるなんて考えられなかった・・・お前と一緒にいて・・・一緒に過ごして・・・
お前との時間が世界一の喜びだった・・・!!!!!
それなのに・・・親父はよぉ・・・・俺がどんなに説得しても首を縦には振らなかった・・・・。
それどころか脅してくるんだからな・・・・・・・」

『お前がそこまで言うのならばすぐにでも家を出ろ!
 そのかごめとかいう女もお前の金目当てに決まっている!
 すぐに振られるのが関の山だ!!!!』

ポツ・・・・・・・・

この道端に一粒の水が流れてきた。
それがさらに天から舞い落ちてくる。

雨だ・・・・・・・・・・・・・・。
雨がこの3人に容赦なく打ち付けていく。
「・・・・・・・・・そう・・・・・・。それが・・私と別れた・・・原因なの・・・・・」
かごめがそうつぶやく。かごめの顔は見えない。うつむいているから・・・。

「お前は別れる時・・・『あなたの役になてなかったの・・・?』って言ったよな・・?
あの時俺は叫びたかった・・。『そんなことない!俺はお前を愛してる!』って・・・・・」
望の目からも一粒水が流れ出た。これは雨ではない。涙・・・・・・。
「けど・・・俺は言えなかったよな・・・っ・・・。心の中ではお前のこと疑って・・っ
ちゃんとお前のこと信じてなかったんだよな・・・っ・・・?
だが俺はお前がいなくなってからの日々を身を持って感じたんだ・・・・。
俺には・・・お前がいないと・・・・っ・・ダメなんだ・・・・・・」
雨がさらに激しくこの場を打ち付ける。
(俺もそうだ・・・・・・・・・・・・・)
犬夜叉が望の姿を見ていて思う。
望と犬夜叉は似ている。
大事なものを失ってから初めてその大事さを知る・・・・・・。
犬夜叉が最初に失ったのは・・・・・・
最後まで信じてやれなかった美しく気高い巫女・・・・。
そして望は・・・・
太陽のように・・・光を分けてくれる暖かい天使・・・・・。
惜しむこともなく・・・・降り注いでくれる・・・優しい天使・・・・。
今や望の大事だった人は犬夜叉が愛している・・・。
しかし望はまたかごめを求める・・・・。
どちらも同じ気持ち・・・。同じ想い・・・。
だがたとえ同じ思いでも同じ気持ちでも・・・・犬夜叉だって譲れない。
だって犬夜叉だってかごめを・・・・・大事に・・・愛しているから・・・・。
いざとなればかごめを自分の戦国の世に置くのなど造作もない。
それでもこうしてかごめを自分の世界に帰してやるのは・・・・・・
かごめという・・・美しい羽を持つ天使を・・・閉じ込めたくはなかったから・・・・。
だから縛り付けない・・。かごめの気持ちを一番にする・・・。
たとえかごめが自分を選ばないとしても・・・・・。

「・・・だからかごめ・・・・俺とやりなおしてくれないか・・・・・・?」
望がかごめにゆっくり近づいて肩をつかむ。
かごめは下を向いていて・・・・悲しんでいるのか・・・・喜んでいるのか分からない。
でも犬夜叉には確実に感じている匂い・・・・・涙という雫の匂い・・・・・。
そしてかごめがゆっくりと口を動かしていく。
「・・・・・・・・・・・・ありがと・・っ・・・・望・・・・っ・・・・・・・」
涙をかみ締めながらもそうつぶやく。
望は安堵の表情を浮かべかごめをぎゅっと抱いた。
「かごめ・・・・・・・・・」
そしてかごめのやわらかい唇に自分の唇を近づけた・・・・。
しかし・・・・。
「だけど・・・・・・・・・・・・・」
望の動きが止まる。犬夜叉も雨でずぶぬれになりながらもこの場面をじっと見つめる。
かごめはふっと顔を上げた。
その顔は悲しい表情でも・・・・喜んでいる表情でもない。
誇らしげに笑い泣く、かごめらしい表情があった。
「私・・・っ・・。やっぱり望を好きになれてよかったと思うよ・・・?
だけどね・・・・っ・・・。私と貴方の時間はもう終わっちゃったの・・・。
もう絶対に昔のようにはなれない・・・。それは私たち自身がよく分かってるはず・・・。
一度広がった溝は・・・・私達の手では戻せない。
私達は一人一人でまた新しい恋をしないといけない。
じゃないといつまでも引きずって終わらなくなってしまう・・・・・・。
貴方には許嫁がいるでしょ・・?その許嫁さんはどんな気持ちなのかな・・・?
やっぱり望みたいに不安だと思う・・。どんな人なのかお互いに知らないんだもん。
だけどね・・・お互いに会ってみたら・・・・?
相手がどんな人なのかしっかりと見極めて・・・・どんなに小さいことでも・・・・。
そこから『好き』って気持ちは生まれてくるんだから。
まず自分から歩み寄っていこう?」
かごめの武器は笑顔。
望はそんな言葉が頭によぎった。
どんなに求めてももう手には入らないんだと感じた。
かごめにはもう・・・他に愛するものがいるのだと感じた・・・・。
その一方ではかごめの言葉がじぃんと響いていく。
『その許嫁さんはどんな気持ちなのかな・・・?』
かごめらしい発言だ。
(俺はただ・・・・親父のコマになるのを嫌がっただけかもしれないな・・・・)
なにがなんでも『命令』ばかりする父親・・・・・。
いつもいつも自分を認めようとしてくれなかった父親・・・・・。
かごめよ・・・?お前なら・・・どう答えてくれる・・・・・?
「親父は・・・・・どんな気持ちなのか・・・・お前分かるか・・・・・?」
かごめは一瞬キョトンとしたがいつもの最高の笑顔で答える。
「きっと望のパパは望のことがすごく心配なんだよ!」
その言葉で望は笑う・・・・。
笑ったのは久しぶりだ・・・。あの時・・・かごめと別れた時以来・・・。
かごめと別れてからは無口な日々が続いた。けどその悪夢も今日でおしまい。
明日からはまた別の日々が始まっていく。
「やっぱ・・・・・あいつにかなうやつはいないな・・・・・」
犬夜叉をも微笑んでつぶやく。
望の家系のことはよく分からないが・・・かごめが望の心を解放してるのは感じた。
(それがかごめだ・・・・・・・)
どんなに相手が心を閉ざしても・・・・・あの優しさが開かせていく・・・・。
自分もかごめに助けてもらった一人だ。
かごめのおかげで人を信じ、人を頼りにし、人を愛した。
かごめなしでは考えられなかった・・・憧れていた生活が今ある。
仲間・・・・待ってくれる人・・・・大事な・・家族・・・・・・。
それら全て・・・かごめという天使が与えてくれた光・・・・・・。

「サンキュー・・・かごめ・・・。なんか・・・やぁっと心に残ってた影が消えた感じ・・」
「そぅ?よかったvこれからもいつでも頼ってねv」
「何言ってるんだ?お前に頼れるかって」
2人の兄妹のようなやんわりとした雰囲気の会話に変わる。
「あ・・・・・雨が・・・・・・」
雨が止んでいく・・・。この場の雰囲気にあわせてるかのように・・・・・。
雲の隙間から光が綺麗に差し込んでいた。
「ぅわ・・・・。すごく綺麗・・・・・・・・・」
空を見上げた。空はもうじき雲が消えて・・・・晴天になるだろう。
「じゃあ・・かごめ。戻るぞ」
犬夜叉が感動しているかごめに向かった言った。
「ぇ!?もう!?もうちょっとだけ見ていったらだめ〜???」
かごめが駄々をこね始めた。
「だめだ!!これだけでだいぶ時間がとられたんだからな!!
 さっさと帰らねぇと弥勒達に何言われるやら!」
「・・分かったわよ!じゃあ『宮崎君』vまた会おうねv」
望は一瞬キョトンとしたがすぐにふっと鼻で笑った。
「あぁ・・・・またな。『日暮』・・・・・・・」
「よし!さっさといくぞ!!」
犬夜叉はさっさとかごめを背中に乗せてビルの上にジャンプした。
そして2人はあっという間に見えなくなった・・・・・。
「・・・・日暮・・・ホント・・・サンキュー・・・・」
望はまだ礼を言う。
お互いのけじめとして・・・これからは苗字で呼ぶ2人・・・・・。
そしてそれが・・・2人にとって新たなる日々を過ごすための準備・・・・。
(家に帰ったら親父に謝るかぁ〜・・。んで許嫁ってのにも一度会わねぇと・・・・)
望が頭をかきながら思った。そして一つの疑問がさらに頭をよぎった。

「あの変な格好のいとこ・・・・・なんであんな高いビルに飛び乗れるんだ・・・?」(遅ッ!:by作者

ある意味北条並みのにぶさ。恐るべし現代男子。(ゥォィ

「・・・あ・・!!!犬夜叉止まって!!!」
「あぁ?」
犬夜叉がビルからビルへと移動してる時かごめが犬夜叉を呼ぶ。
「あそこ!!あそこみてよ!」
かごめが指差す方向を犬夜叉はつられて見る。
そこにはとても大きく綺麗な色をした虹が一本流れていた。
「スッゴク綺麗〜・・・v」
かごめがうっとりとした表情で虹を見上げた。
「なんだよ・・。さっきは太陽の光を綺麗とか言ってたくせによ」
「だってあれも綺麗だったんだも〜んv」
かごめがヘラリとした笑顔で言った。
しかし次の瞬間かごめがちょっと不機嫌そうな顔になった。
「・・・・・・・・・・・・・・犬夜叉は・・・・さっきのこと気にしないわけ・・・・?」
「なぁ!?///なんで俺が気にしないといけないんだよ!!!」
一瞬は赤くなりながらすぐにいつもの状態に戻す。
「・・・・なぁんだ。あ〜〜〜あ!私も早く宮崎君みたいに素敵な恋人見つけよ〜っと!!」
ワザと最後の分だけ大きな声で言うかごめ。犬夜叉の耳はぴくぴく動く。
しかしそれだけで何も起こりはしない。
(はぁ〜〜・・。ほんっっっとうに素直じゃないんだからぁ〜〜〜)
心の中ではちょっと僻み気味なかごめちゃん★(ォィ
「・・・・・・・・おい・・」
犬夜叉がいきなり声をかけてくる。
「・・・・・何よ」
かごめは不機嫌そうに答える。
「お・・・お前の・・・恋人ってのは・・・・まだ決めてねぇのか・・・・・?////」
「ぇ・・・・・・・・・////」
犬夜叉が赤面で聞いてくる。かごめもそれにつられて赤くなる。
「・・・・・・ううん。本当は決まってるよ・・・・。」
かごめが静かに言う。
「・・・・・・・・・・・誰だよ・・・・・///」
まだ顔が真っ赤な犬夜叉。
そんな犬夜叉を見ていてかごめはニッコリと微笑む。
「私をいつも守ってくれてる赤い衣を着てる優しい人v」
「・・・・・・・っけ・・・・!/////」 2人を結ぶかのように虹が綺麗に輝く。
その虹はこの2人が戦国時代にいくまで消えることはなかった。
いつまでも・・・いつまでも・・・この2人が幸せになれるように・・・・・。
そんな・・・願いをこめられているようだった・・・・・・・。
あとがき
お久しぶりなのですv3でおわらせましたですv←3を長くしただけだろ
久しぶりにここでの投稿だったものでかなり小説の書き方かえちまいました^^;
やっぱ私のって何?シリアス系?(オィ
なんかいらない長さな小説でしたぁ^^;(殴
まぁ・・こんなのでも読んでくれた方々ありがとうございますv
小説を作るのをもっと上手くなるようがんばりますv
にしても・・・望・・。犬夜叉みたらフツゥ「趣味」では片付けられない格好でしょぉが・・(爆
それでは失礼いたしました(__)

<<トップページに戻る

▲このページの上へ