映画犬夜叉 鏡の中の夢幻城
映画 犬夜叉 鏡の中の夢幻城   想い、とどけ。願い、叶え。

監督篠原 俊哉
脚本隅沢 克之
プロデューサー諏訪 道彦、植田 益朗、岩田 幹宏
演出西澤 晋、小倉 宏文、西本 由紀夫
キャラクターデザイン本橋 秀之、菱沼 義仁
美術石垣 努、野村 裕樹
撮影監督八木 寛文
編集山森 重之
音響監督鶴岡 陽太
音楽和田 薫
キャスト犬夜叉:山口 勝平
日暮かごめ:雪乃 五月
弥勒:辻谷 耕史
珊瑚:桑島 法子
七宝:渡辺 久美子
桔梗:日高 のり子
冥加:緒方 賢一
奈落:森川 智之
神楽:大神 いずみ
神無:ゆかな
琥珀:矢島 晶子
阿波の八衛門狸:中嶋 聡彦
夢心和尚:藤本 譲
北条秋時・北条くん:上田 祐司
草太:中川 亜紀子
由加:清水 香里
絵理:増田 ゆき
あゆみ:岡本 奈美
長老:依田 英助
少女:松本 貴子
野盗:西前 忠久
野盗:河相 智哉
妖怪:増岡 太郎
神久夜:原田 美枝子


映画第一作「時代を越える想い」から1年。映画犬夜叉の続編が制作されました!私はこの映画だけ、映画館に2度見に行きました。あとのは時間やお金の都合で1回きりです。という私の話は置いといて、本編の感想いってみましょう〜♪

のっけからやってくれちゃいましたよ、今回の映画は!!朔犬ですよっ、朔犬!!いやいやいやいやっっ、もう本当全然知らなかったので、映画館でいきなり朔犬のアップが出てきて、叫ぶかと思いました;やっぱり朔の夜が明けて、半妖に戻る図はいつ見てもかっちょいいですね。お話としてはおきまりだけど、こういうヒーロー展開。今回は、お話の中で月が1つのポイントになっているので、朔犬が登場したのでしょう。う〜ん、薄暗い小屋の中に浮かびあがる朔犬はいつにも増して色っぽいですねvvVV
最初からいきなり奈落との最終決戦(ではないけど)を持ってきていて、テンポよく、良い出だしだったと思います。かごめが奈落に矢を向けるまで、ずっと音楽がなかったのもこれまた新鮮でいい感じ♪最初っからラストの見せ場シーンを見せられているような、迫力ある映像だったとvつかみはばっちりオッケイです!
奈落は、一応この段階では死んだことになるわけですが・・・奈落を倒して、神楽に心臓が戻り、琥珀が解放され、風穴も消えてすべて一件落着!と思いきや、意外にそうでもなかったのが現実でした。たとえ奈落を倒しても、まだ問題は残ることを思い知らされました。

この映画オリジナルキャラクター、神久夜。留美子先生がデザインされたそうですが、いやはや美しい。声はこれまたお美しい、女優の原田美枝子さん。本格的な声優の仕事は、今回が初めてということらしいですが、さすがは名女優さん・・・!プロの声優顔負けの演技力です。ご本人も犬夜叉がお好きだそうで、その縁で今回出演されることになったとか。それはファンとしても嬉しい限りですvv話題作りのために、犬夜叉を別に好きでもないような下手なタレントとか起用しないでくれて本当ありがとう、スタッフさん!
もう1人のオリジナルキャラクターは北条秋時。北条くんのご先祖らしいです。北条くんも映画に初出演!今までに無い存在感を見せつけております。現代の北条くんが、なんだかいつもより5割増でカッコいい気がするのは気のせいでしょうか!?遊園地のチケットをかごめに渡し、「今度はすっぽかしはナシだよv」って語尾に「v」がついちゃうような素敵な台詞を〜〜っっ、うああぁぁぁ、甘い〜〜><!!上田さん、その美声は罪ですよう!!

証明写真の所は面白かったです。犬夜叉が現代に来ると、それだけでお話がいくらでも作れちゃうからアニメでは少々暴走気味になるんですが、今回は短くてよかったー。できた写真も後で話にも関わってきますし。にしても、またやったのか・・・アフレコ体験・・・
ギャグも面白かったです。七宝に加えて、弥勒も一緒にギャグギャグやってるシーンが多かったです。お地蔵さんはどこかで見たことあると思ったら、錯乱坊ですね、あれ!

「愛の謳」挿入の部分は、どうなることかと心配していましたが何とかなっていました。サビの前の盛り上がる音楽の所の、犬夜叉のアップ&スローモー振り返りにはやられましたっvvVあそこは、音楽とシンクロしていてよかったです!今回の重要な台詞の1つ・テーマは「私は今のままの犬夜叉が好き」ですかね?
流れ星のシーンは、皆さん何かお願い事しましたか?パンフレットで脚本の隅沢さんのインタビューに「一緒に願い事をしてください」とあったので、私は2回目見に行った時に映画館でお願い事しちゃいました・・・。その願い事は、見事叶いましたよ〜♪
今回の映画は、きちんと弥勒と珊瑚のシーンもありましたvv体術では、珊瑚のほうがやや優勢か!?こりゃあ夫婦生活も弥勒は尻にしかれて大変だっ!弥勒が珊瑚に抱きついた瞬間、私の頭の中ではパカパパーンと結婚式のテーマ(?)が流れ、ぎゃ〜〜〜!!!!って感じでした。赤くなる珊瑚がか・わ・い・いvVV弥勒がMっぽい・・・弥勒の頭文字M・・・犬かごの例のシーンのあとの弥勒の行動にはウケました(笑)。

犬夜叉と龍の妖怪の戦いはこれまた迫力あってよかったです。何であそこで桔梗が出てくるのかよく分かんなかったけど・・・;ってか、桔梗は今回の映画に無理して出てこなくてもよかったんじゃ・・・とか言ったらダメですか?(私は桔梗大好きですけど!)
んなっ・・・な・・・なんですかあのぶるぶるする犬夜叉は!まさに犬じゃないですか!!激プリですって!!劇場内静まり返ってたけど(笑)!
ま、かがむげ(なんちゅー略だ)と言えば犬夜叉とかごめの例のシーンなのですが・・・。予告でショックを受けつつも「どーせ予告だけのシーンか、寸止め程度だろ。」と思っておりましたよ、見る前はさぁっ!!あーあーあーあー・・・本当にやりやがったよ、コイツら(少々お見苦しい感想文をお許しください)。原作でも、アニメでもなく、映画でやっちまったか・・・もう原作じゃ一生見られないかも(涙)。
でも犬夜叉の自分との戦いと、かごめの「犬夜叉、ずっと一緒にいたいよね」が感動的でした。ビバ☆愛の力、愛の力ぁー!!「お前のためにもう少し半妖でいてやる」って、っくしょー犬夜叉ぁああ!あ、でももう少しこの台詞は違う感じのものがよかったカモ・・・
犬かごの例のシーンのあとの弥勒の行動には笑いました。珊瑚は琥珀のほうがLoveなのね・・・。でも、琥珀の体から奈落が出てくるのは、痛々しいというか生々しいというか・・・なんだか酷いです・・・。
神久夜の最期は、まぁあれでいいかなーって感じです。あっけないといえばあっけないのかもしれませんけど・・・
最後に七宝の夢オチ!?と一瞬ドキッとさせられましたが、違いました。

この映画の主題歌「ゆらゆら」は、犬夜叉曲として私の中では1・2を争うお気に入りの曲ですvv(曲の感想はまた別ページにて)EDの所の絵の後日談も面白かったー!北条くんは、結局三人娘と遊園地行ったのね(笑)
エピローグのオチはやっぱりおすわり。って、え゛――――っっ!!!!?あれは未遂ですよねっ、いや、未遂だと信じたい!でも珊瑚口おさえてるし・・・犬かごだけでなく、この2人まで・・・?今回の映画は、とにかく弥勒が珊瑚にせまるシーンが多かった。

今回の件は、すべて奈落による企みだったということでした。奈落を出すと、物語の本筋にも影響が出てきたり、色々と大変だと思うのですがそれにあえて挑んでいたのはよかったです。
「竹取物語」をモチーフに、5つの秘宝・富士の五胡・所々でよまれる竹取物語の一文などの構成はお見事でした。奈落を倒し、四魂のかけらを集めたらかごめはどうなるのかという原作でも触れられていない部分に触れて、月へと帰るかぐや姫に重ね合わせていたのもいいかんじ。1つの映画としてきっちりまとまっていたし、お話としてはすごく面白かったと思います。
ただ、今回はコピー文から分かるように「想い」と「願い」が大きなテーマだと思うのですが、色々と他のテーマも所々入れてしまったので、話がどっちつかずな感じだったとも言えなくもないです。
気になった点は、犬夜叉の衣がずっと直らなかったこと・桔梗が仏の御石の鉢をなぜ渡したのか・神楽と神無の行方、ですかね。犬夜叉の衣については、WEBサンデーで留美子先生が書かれているように火鼠の衣自体に妖力があり、勝手に再生します。早く直ってくれれば、珊瑚にみっともないとか言われないですんだのに(笑)。最後に火鼠の衣が元に戻るシーンがあるので、神久夜の弱体化を表すために直さなかったのかな・・・?
桔梗が仏の御石の鉢を何で渡したのか・・・それもよく分かりませんでした。桔梗は奈落に四魂のかけらを渡したり、よく分からない行動をとるのですが今回の意図は一体?事の成り行きを見届けたかったのでしょうか。神楽と神無の行方については、幻の世界から現実世界へと戻ったとかそんな感じでしょう。
お話も、そして絵も前作に比べると格段によくなっていたと思います(私の好みの問題かもしれませんが...)。絵については、もう慣れたせいもあるのかもしれませんが、前作のあの荒れ様もなく全体的に統一された絵柄でよかったです(やっぱりまだ抵抗はあるけどね)。

と、まあ色々と言ってきましたが、私はこの作品の話が犬夜叉映画の中では1番好きです(テーマ性としては、天下覇道の剣が1番ですが。私の中で犬夜叉映画は、それぞれ1番になれる部分を持っています)。色々な面で、前作を凌ぐ作品だったと思います。

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