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少年サンデーコミックス 12巻
犬夜叉 (12)   出版社・・・・・・・・小学館
  発売月・・・・・・・・1999年10月

表紙
この巻ではかごめがとても魅力的なお話が多いので、この表紙は中身にとても合ってます。
折りこみ
この絵好きですね〜。少し斜め下からの構図で、鳥が飛んでいるのがポイントだと思います。鳥は地念児の「優しさ」の部分を表しているのだと思います。
中表紙
かわいーっ///こういう絵を待っていたのよ!お弁当はかごめちゃんの手作りでしょうか?デザートがキウイってところがなんか良い。
裏表紙
ヘアーカット練習用人形みたいな体の形の奈落。ちぎれた感じの肉と血がリアルですが・・・。書かれている文章は奈落の説明なんですが、なんだかかるたの読み札みたいなテンポのよさです。



1話 奈落の城
珊瑚の表情の変化が読んでいて面白かったです。キッとなったり、少し不安な顔になったり、切ない感じになったり・・・表情の変化と言っても、まだ満面の笑みは見たことがないのが寂しいです。犬夜叉キャラのほとんどに言えることなのかもしれないけれど、それぞれ負い目や宿命みたいなものがあるから仕方ないかな・・・
奈落に心を支配された琥珀にぼろぼろにされる珊瑚、それでも珊瑚は琥珀に「目をさませ!」と呼びかけます。犬夜叉たちが来てドシャっと崩れるように倒れる珊瑚のシーンは何と言えばいいのか・・・言葉が出ません。
でもまだ琥珀にも心が残っているみたいなので、それはよかったと思います。この手の心を操られる系の話では、完璧に操られていないっていうのがお決まりなのですが。琥珀はもう死んでいる身とはいえ、できる限りのハッピーエンドであってほしいと思います。珊瑚も合わせて。


2話 瘴気
珊瑚はボロボロ、犬夜叉の鉄砕牙は無い、弥勒の風穴も使えない、周りは瘴気であふれている・・・かつてここまで窮地に陥った犬夜叉一行があったでしょうか。焦りながらも仲間を気遣ったり(不器用なんだけど)、風穴を開こうとした弥勒を殴ったりする犬夜叉の様子は緊迫感が伝わってきて良かったです。特に弥勒の腹を殴って気絶させるところまでの持って行きかたが上手いな〜と感服。それまでバタバタとしていて焦燥感が漂っていましたが、犬夜叉が弥勒を殴るシーンだけは一瞬時が止まった感じがしました。そこだけ音楽が止まったというか・・・
困ったときには、やはりかごめ嬢。奈落にもこの子だけは読めないみたいですし。桔梗はかつて罠にはめることができたけれど、かごめはそうはいかないんじゃないかな・・・。桔梗がかごめの下というわけではないけれど、でも上でもないと思います。


3話 浄化
1ページ目、かごめと奈落の距離、近っ!・・・と見えてしまうのは、たぶんたまたまそう見えてしまう角度だからなのだと思いましょう。かごめの弓の腕前も相当あがりました。作中では描かれていないけれど、実は練習とかしてそうですね。
奈落(鬼蜘蛛)は桔梗のことを慕っていて、今でも鬼蜘蛛の心がある奈落はかごめを見てどう思ったのでしょう。驚いていたのは確実だけど、かごめに対しては慕う気持ちはないのかな。生まれ変わりと言ってもやはり別人なのでそこのところは無いと考えていいと思います。
かごめは奈落に直接的な恨みはありません。言ってしまえば、自分とは関係ないことなのにあんなに怒れるかごめってすごいな〜。
奈落はかごめにやられてしまいましたが、鉄砕牙を置きっぱなしにしてきてしまうとは相当焦っていたのでしょうか。自分では持てないにしろ、琥珀に持っていってもらうとかできたのでは・・・。でも奈落は別に犬夜叉の鉄砕牙を欲しているわけではないので、そんなに必要ではなかったのでしょうか。
珊瑚は弟を救うためとはいえ仲間を裏切ってしまいました。でもやっぱりひとりになってしまうのがこわかった、と・・・。一行のそれぞれが珊瑚にかける言葉がらしくて良いですね。存在感が薄かった七宝の言葉が子供らしいというか素直というか・・・珊瑚もみんなのことが嫌いだから裏切ったわけではないし、みんなもそれで珊瑚を嫌いになったわけではないんです。最後の1ページは最高に素晴らしい終わり方だったと思います。も〜っ、これだから好きなんだよね、「犬夜叉」!


4話 地念児
今回も表紙がまた良い感じ。あったかさが溢れてます。
表紙同様、中身もとってもあったかい雰囲気です。過ごしやすいぽかぽかな陽気という感じでしょうか、犬夜叉もうとうとしてますし。
2人で仲良く自転車に乗る犬夜叉とかごめちゃん♪前にもどこかの感想で書きましたが、この2人は普通の男女と位置が逆です。普通は男が自転車をこぐんです!男が後ろで偉そうに座って、終いには寝ちゃったりなんかしないんです!・・・でも犬夜叉は自転車こげないんで。
あーあ、私も犬夜叉に「ばかやろー」って言われてみたいよぅ・・・(Mではない)
和やかなお話かと思ったら実は結構グロテスクで、そして奥が深いお話だったりする地念児編。
今まで犬夜叉が半妖ということや言葉の意味は描かれてきましたが、直接的というか直に半妖について描いたお話はありませんでした。以前殺生丸が出てきた時に半妖である犬夜叉を散々馬鹿にしていたので、「半妖とは普通の妖怪から見れば劣っている存在」なんだなというのは何となく理解できました。今回犬夜叉の他に初めて半妖である地念児が出てきたことで半妖とは一体どういうものなのかが分かります。そしてポイントは、同じ半妖として犬夜叉がどういった態度をとるのか、そして半妖というものの裏側を知った戦国時代では第三者的な存在(かごめや私たち読者)が半妖というものをどう捉えるか、だと思います。


5話 襲撃
地念児のお母さん、強いです。妖怪と恋におちて、半妖の子供をもうけ・育てていく中で今まで辛い思いを沢山してきたことでしょう。かなり強い女性であることが分かります。犬夜叉のお母さんもとても心の強い女性であったと思います。
地念児の母の言った「おらたちはなにも間違ってねえぞ。」が心に残りました。まさにその通りなんです、間違ってなんかいないんです。地念児の母は、立派な良い妖怪である地念児の父のことや地念児を産んだことをきっと誇りに思っていると思います。
かごめ、ヒロインの理論。犬夜叉が曖昧な態度をとったのですかさず突っ込む2人の絵がかわいい。2人はずっとこんな初々しい感じでいてほしいな〜と思います。
もう1つ心に残った言葉「ミミズがこわいくせに・・・地念児は怖くないんだべか・・・」見せ方が上手くてさすがは留美子先生という感じ、台詞が生きてくる話の持って行きかたは私が留美子作品を好きな理由の1つでもあります。


6話 半妖の思い
うぎゃあぁ・・・ここに出てくる妖怪(名前が出てこないので呼び様がないんですが)とその子供たちは、私的妖怪ワースト1・2を争うくらい苦手です。無表情なところといい子供たちの動き方といい、あげればきりがないんですがとても恐ろしく見えてきます、夜だし。親の頭部には子供時代の名残らしきものが?でもまぁこの親子にも生活があるんでしょう、ここでは悪役として描かれていて私もまんまとそう受け取っているわけで・・・;
イソップ物語のこうもりの話をご存知でしょうか。とあるこうもりが、鳥と獣が戦争をした時に鳥の仲間になったり獣の仲間になったりしていたら、最後にはどちらからも仲間はずれになってしまうというお話です。イソップ物語は教訓や風刺のきいた物語(寓話)ということで有名ですが、半妖の話はこのこうもりの話に置き換えられると思います。そして、それは現代の紛争や人種差別などにもいえることです。この場合、八方美人のこうもりについては置いておいて・・・


7話 居場所
表紙のかごめがまずかわいい。内容と今回のサブタイトル「居場所」であるかごめの優しさやあたたかさが溢れていて好きです。
どっちが強いかハッキリさせるべきだと言う犬夜叉ですが、彼の性格はこんな所からきてたんですね・・・。あまり深く考えるポイントではないかもしれませんが、犬夜叉がよく初対面の相手に対しても誰に対しても下手(したて)に出ないところとか、ちょっとひねくれた性格になったのももしかしたらこの考え方が影響しているのかもしれません。考えすぎか?
犬夜叉の口から弱音が出たのは初めてです。きっと今まで弱音を吐くなんてこと無かったんじゃないかな・・・相手がかごめだから、つい出ちゃったのかも。「ひとりぼっち」という言葉が犬夜叉の口から発せられたのが何だかかわいい、けれどその言葉は切ないです。前回の琥珀編のラストで珊瑚が「本当はひとりになるのがこわかった」と言っていますが、もしかしたらこの2つのお話は繋がっているのかもしれません。2人の言う「ひとり」は多少意味合いが違いますが。この世に生きるものすべて、人間も妖怪も半妖も動物も虫も魚も何でも1人では生きられないのです。食物連鎖とかそういうことはもちろん、精神的にも自分ひとりでは生きていくことはできません。口では「ひとりでも寂しくない」と言いつつも、やっぱり寂しいものなんだよね。
ひぃょょょぉぉぉぉぉ〜〜〜っっ!!!どうにかなりそうです、私、もうなってるよとか突っ込まないでください。このどうにも表しようもない高まった思いを私は一体どうすればいいんでしょうか、じたばたしてます、悶えてます。うぁ〜〜〜、さいくーだよ、このラスト!!
かごめって色んな意味ですごい子だと思いました。彼女がいるだけで、周りの空気がすべて浄化されてしまうというか・・・本当に良い子です。ラストは、極力かごめの心の中の言葉をおさえて犬夜叉視点にすることで犬夜叉が感じるかごめのあたたかさを感じることができました。
この留美子節炸裂のラスト、後味よすぎ。一生ついて行きます、留美子先生っっ!!


8話 邪気の穴
最近のお話とはまた雰囲気がガラリと変わって、桔梗と奈落が絡んでくるお話です。
桔梗は餓鬼を見ることができるんですね。指ではじくだけで滅する(浄化?)こともできるみたい、やっぱり桔梗はすごいね。しばらく姿を見なかった桔梗ですが、その間もこんな感じで傷ついた人を治して回っていたのでしょう。以前は村で子供たちと仲良くやっていましたし、もしかしたら桔梗は以前のことを忘れて普通の生活をおくりたかったのかもしれません。それか普通の生活をおくって身を隠しつつも、奈落に関する情報を集めていたのかも。彼女の行動は謎が多いです。普通の生活をおくっていても、いつもそれは長くは続かない、なぜなら桔梗はこの世に「生」がないから・・・
にしても桔梗さんかわええ〜・・・///あんな風にニコって微笑みかけられたら、女の私でもころっといっちゃいますよう。
奈落は病床にふしております。髪の毛は相変わらずだし、爪は黒いし、肩から下は力がまったく入っていないし、じっとりした雰囲気にますます磨きがかかっています。


9話 満願
首から下は死んでいるような奈落ですが、自分で動くことはできるようです。かごめに体を砕かれてしまい、琥珀に運んで運んでもらったあとどうなったのかは不明ですが、また新しい体を見つけて乗っ取ったのでしょうか。
懐中電灯使ってるよ、犬夜叉!かわいいっ!だらしない弥勒もこれまたかわいいっ、以前空に飛び立った奈落を追えずに悔しがった時の彼もかわいかった!いつの間にか現代のグッズを使いこなしている戦国キャラたち。犬夜叉、弥勒背負ってるよ〜っ、この絵好きよ〜〜っ!
邪気は普通の人間には苦しいものみたいですが、半妖には大丈夫なようです。それとも犬夜叉がそれなりに修行をつんだ者だから・・・?かごめは大丈夫、桔梗ももちろん大丈夫。
巫蠱の術で残った最後の1体は出られるそうですが、今回の術では出ることができませんでした。それは犬夜叉がいたからなのかな、それとも奈落が出られないうように細工しておいたのでしょうか。それにしても、勝ち残った1体はなんと不細工なのでしょう・・・体がまざるって綺麗にまざるんじゃなくて、そのまま合体する感じ。


10話 蠱毒
そういえば珊瑚は桔梗と会うのは初めてでした。桔梗という人物について七宝がずばっと説明してくれていますが、前々から思ってたけど七宝は一体どこでそんな詳しい話を知ったのでしょうね・・・。桔梗・犬夜叉・かごめの修羅場に七宝がいたことは無いし・・・たぶん犬夜叉とかごめの会話や弥勒の話で自分なりに解釈したんでしょう、恐るべしお子様。
桔梗を見て途端に焦る犬夜叉の表情が何とも言えず。いつも良い別れ方をしない2人なので、いつも会うときは何となく気まずいような感じになってしまいます。
もし犬夜叉がこの生き残った蠱毒に勝って融合してしまっていたら・・・いや、考えたくありませんねぇ。ビジュアル的に主人公はやれませんな。ラストでこの蠱毒が奈落の新しいからだになるということが明かされましたが、もしかしたら奈落があんな姿になっちゃうんじゃないかとちらっと思いました。でもそこは奈落なので、いくら敵とはいえビジュアル面には気をお配りになるようです。

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