少年サンデーコミックス 10巻
犬夜叉 (10)   出版社・・・・・・・・小学館
  発売月・・・・・・・・1999年5月

表紙
犬夜叉と珊瑚がいるのは分かるけど、ここに弥勒を入れてくれたのは嬉しかったです。珊瑚の目は黒と赤で、よく見るとアイシャドウもしてます。
折りこみ
ぐわっと・・・ニセ水神さまです。表情から性格がなんとなく読み取れてしまいます。
中表紙
最猛勝をしたがえた奈落。悪の親玉って感じです。
裏表紙
かわいい絵です。ポ○リ(この伏せ字微妙...)ですね、あれは。10巻は話の内容も水神編はありますが序盤はシリアスな感じなので、こんな絵があると和みます。



1話 木乃伊
奈落が珊瑚に渡した四魂のかけらは、奈落が退治屋の里から盗ってきたものでしょうか。あ、でもちょっと大きさが違うような・・・もしもそれが退治屋の里の四魂のかけらだとしたら、何も知らずにそれを使ってしまった珊瑚のことを思うと複雑です。
弥勒の「口先だけで...」は面白かったです。いやいや〜、犬夜叉はまだそんなことかごめに一言も言ってやってませんからっ;笑顔が好きだ、とは言ったかもしれないけど。そうなんだよ、冥加。いつの間にかそーゆーことになってしまったのだよ。ここの場面でずっとかごめに抱かれている雲母の表情がすごく可愛い。喋るかごめを見ていたり、かごめと一緒に犬夜叉を見上げていたりvv全然喋らないのに、こういう所がるーみっくキャラらしくて可愛いです。
四魂のかけらの力も少しは影響しているのかもしれませんが、珊瑚はやっぱり強いです。「里一番の手練」の名は本物ですね。弥勒の時といい、普通の人間相手で苦戦する犬夜叉の姿は珍しいです。


2話 仇
奈落によると、四魂のかけらの効き目は長く続かないそうですが、これってさっさと犬夜叉を倒して欲しいから言った嘘・・・?後に琥珀が四魂のかけらで命を繋いでいるのを見ても、効き目が長く続かないとは思えないのですが。それに、今回珊瑚は痛みを止めるために使っているわけで、命を繋いでいる琥珀よりは効き目が長いような。それとも四魂のかけらの力ではなく、珊瑚自身がもたないという意味だったんでしょうか。
普段はあまり見ることのできない弥勒の戦闘シーンが貴重でした。刀を使う奈落っていうのも珍しいけど。弥勒の錫杖っていつもしゅぱしゅぱと斬れるけど、刀みたいなものなのかな。錫杖と見せかけておいて実は武器、とか。漫画だと音が無いから分からないけど、錫杖を使った時の環のちゃらちゃらいう音がいいです。
珊瑚はすぐに犬夜叉の弱点・臭気に気づきました。犬夜叉みたいな耳をしている妖怪は、臭いに弱いんだそうです。動物系ってことでしょうか、殺生丸も鼻が犬夜叉より良いらしいので、臭いには弱いんでしょうね。


3話 疑惑
珊瑚に仕込んだ四魂のかけらは、痛みを止めるために使われていたようです。痛みを止めるために使うのも分かりますが、この四魂のかけらは傷を治すためには使えなかったのでしょうか。使った者(四魂のかけらを使った当人、もしくはその人に四魂のかけらを使った人等)が願をこめなければ、四魂のかけらは勝手に何かやってくれたりはしないのかもしれません。
奈落を追っていて崖に差し掛かった所で「あーっ ちくしょう!」としゃがみこむ弥勒が好き。1人の時の不良法師言葉はもちろん、しゃがみこむなんてっ、しかも両手を頭にやって!可愛いっ!雲母は珊瑚に言われてないのに、たぶん自らの意思で弥勒を乗っけました。今までは成し得なかった空中戦を見ることができました。


4話 謀略
犬夜叉に背負われている珊瑚が羨ましい・・・うううぅ。横で七宝ちゃんが珊瑚の防毒面をかぶっているのが可愛いですv描かれていませんが、前回犬夜叉の腕を刺した刀も珊瑚の腰の所に戻っているので、これもきちんと返してあげたようです、犬夜叉たち。
冥加は退治屋の里で四魂の玉について調べている間に、里の人と仲良くなったみたい。雲母も珊瑚も知り合いみたいですし。それとも前から何か関係があったのかな。
奈落に貫かれたと犬夜叉に思わせた弥勒・・・あれはただボコッと殴られただけっぽい(笑)弥勒が無事だと知った時の「え゛」って言ってる犬夜叉の表情、かわいいー!見れば見るほどますますかわいーっ!
退治屋を始末するためとはいえ、わざわざ罠を仕掛けた奈落。奈落ほどの力があれば、退治屋の里にある四魂のかけらを罠も何も仕掛けずに自分1人の力だけで奪えただろうに・・・自分の手を汚さず、わざわざ人の心をもてあそぶようなやり方をするとは・・・


5話 傀儡
口から上、首から下が無い奈落は不気味でした、あれだけでも不気味なのに口元に笑みをうかべているんですから。傀儡なので、見える所だけはきちんと作っておいて、狒々の毛皮で隠れてしまう部分は作らないのでしょうか。だとしたら奈落はかなりの節約家・・・ただ単に顔作るの面倒だとか、顔は知られたくないとかそんな理由なのかもしれませんが。
傀儡の術に使う人形は、きっと奈落のお手製なんでしょう。薄暗い部屋で人形を黙々と作る奈落・・・狒々の皮の調達など、奈落も裏で結構頑張ってるんですね。
この頃の珊瑚はちょっとぶっきらぼうな感じの物言いなのですが、そこがまたいいv今は悲しみに浸っている場合ではないし、犬夜叉たちにも合わせる顔が無いという気持ちも少しはあるのだと思います。幸せだった毎日がぼろぼろに壊されてしまったのに・・・心の強い女の子ですね、珊瑚は。


6話 玉の誕生
珊瑚はまたもや犬夜叉の背中を独り占めっ、羨ましいな〜もう。今までは、そこはかごめの指定席だったのにっvv
弥勒は知識もしっかり備わっているようですね、四魂の説明はよく分かりませんでしたが;私の父方の祖父母の家が神道なのですが、葬儀の時などに神主さんが紙を見ながら色々言うんです。そのぶつぶつ言っている中に、「荒魂・和魂・奇魂・幸魂」という言葉が出てきました。
四魂の玉によって繰り返させている因果を断ち切ってやる、とは犬夜叉よく言った!桔梗はそれを断ち切ろうと四魂の玉と一緒に死んだけれど、かごめと共にまた戻ってきてしまいました。すべてを終わらせることなんてできないのでしょうか、それとも...?こうなってくると、全ての元凶は四魂の玉にあるとも考えられるのではないでしょうか。


7話 水神
災害をおさめるために水神に生贄を差し出す村の人たち。昔、日本にも生贄という風習はあったと考えられています。昔の人たちは、災害は神がおこすものだと思っていたらしいのですが、今回のお話はそんな所からヒントを得て作られたお話なのではないでしょうか。ヤマタノオロチっぽい感じも少し感じられますし。
弥勒と犬夜叉の「親バカと言いますか」「バカ親だな」のやり取りが息が合っていて面白い。気に入ってしまった私は、ある時機会を狙って母親にこの言葉を言ったら、半日口をきいてもらえなかったのを憶えています。皆様もご注意を(は?)。
ここで登場する太郎丸くん、好きです。犬夜叉にも横柄とか言われちゃってますが、かごめのその子を助けたいのかという問いに「・・・友だちなんだ。」と答える時のあの寂しい表情が彼の性格を物語っています!ああいう一瞬ドキッとさせられるような表情を描かれる留美子先生・・・侮りがたし。


8話 神器
水神の所にいた家来たちは、鯉や沢蟹の化身だそうですが、妖怪とはちょっと違う・・・のかな。あ、「化身」って辞書で引いてみればすぐ分かりますね。妖怪とは全然違うみたいです。
まろっぽい感じの顔立ちの水神が登場です。不敵な笑みをうかべている顔って、普通に怒っているような表情よりも恐ろしい感じがしませんか?能面の時もそうでしたが、こういう系の顔って苦手よよょぉぉ....
神器「雩の鉾」を私はずっと「あまごいのほこ」だと思っていました。「あまごい」ではなく、濁らないで「あまこい」なんですね。あまり見かけない漢字なので、パソコンの文字で出るのかよく分からないのですが・・・文字化けとかしてたらごめんなさい。


9話 神の正体
あの犬夜叉でも、水の中は苦手なようです。えら呼吸じゃないしね、息できないしね。今までずっと地上戦ばかりだったので、水の中の戦いは一味違った戦いが見られて面白いです。水神が鉾を床にトンとついた瞬間に、ドッと犬夜叉たちの周りに水があふれる所がなんか好き。まさに神業!
そしてそして・・・心肺蘇生法バンザイ!!私はここでようやく弥勒と珊瑚が将来くっつくであろうということに気づかされました。
ニセの水神は本物の水神様をだまして幽閉したそうですが、一体どんな手を使って水神様を騙したんだろうか・・・?元は一介の精霊だったニセ水神が、本物の水神をどんな方法で・・・う〜ん。ま、そこは深く考えないようにしましょう。


10話 本物の水神
いや、だからニセ水神本当に怖いってば。2ページ目のズ・・・って歩くニセ水神のコマなんてもう・・・留美子先生、ホラー漫画もばっちり描けそうですね。かごめたちと一緒にドキドキドキドキしちゃいましたよ。ニセ水神は最初からずっと犬夜叉たちに丁寧な言葉づかいで接しています。それがまた怖いんだけどね。あ、今私の頭にあの方がよぎりました、フリーザ様が。
水の中の戦いはいいですね。ぼこぼことたつ泡がいい感じです。水ってすごく絵に描くの大変だと思うのですが(モノクロだと特に)そのコマだけ見ても水の中だということが分かってすごいです。そしてなんと言っても、水も滴るいい男が見られることが何よりvv

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